よくあるご質問 QA

よくあるご質問

Q

セレックとは?

セレック(CEREC)とは、セラミックを加工して歯科技工物をつくるためのコンピュータ技工システムのこと。
スワン歯科でもセレックを導入しています。
セレックは、お口の中を3D光学カメラで撮影し、そのデータを使って技工物の設計から加工までを行います。

セレックのメリットは、第一に歯科技工物をスピーディーに作製できることです。従来は、歯科技工所を通して技工物を作っていたため、患者様は完成まで1~2週間ほど待つ必要がありましたが、歯科医院にセレックがあれば歯科技工所を通す必要がないため、即日もしくは翌日には技工物を装着できます。
また、型取りの必要がない点もメリットだと言えるでしょう。
従来の方法ではトレーを長時間お口の中に入れて歯型を取っていたため、嘔吐反射がつらいという患者様もいましたが、セレックならその心配はありません。

Q

歯が1本もなくてもインプラントはできますか?

歯が1本もない方でもインプラント治療を受けることはできます。
ただし、歯がまったくない方は、全部の歯を1本ずつインプラントにするわけにはいきません。通常であれば、オールオン4(オールオン6)という特殊なインプラント治療が選ばれることが多いです。

オールオン4(オールオン6)は、片顎に4本(6本)のインプラントを入れて、そのインプラントを支えにして10~12本の人工歯を装着する治療法です。
埋め込むインプラントの数が少なく済むため、1本ずつ入れるより費用を抑えられます。

その他、歯が1本もない方の場合、インプラントオーバーデンチャーという手法が用いられることも多くあります。
インプラントオーバーデンチャーは、片顎に2~4本のインプラントを入れて、そのインプラントを支えにして入れ歯を装着する治療法です。
入れ歯の固定源としてインプラントを使うことで入れ歯を強固に固定できるのがメリットで、1本ずつインプラントを入れる場合より大幅に費用を抑えられます。

Q

子どもの矯正治療中、親はどんなことに気を付ければいいですか?

理想的な歯並びを得るには、お子さんが毎日決められた時間、きちんと矯正装置を装着することが重要です。
また、矯正中に虫歯になると、矯正治療をいったん中断して虫歯治療を優先しなければならないので、矯正が完了するのも遅くなってしまいます。
そうならないために重要なのは、ご両親がしっかり管理してあげることです。
「毎日ちゃんと矯正装置を付けているか」「毎日しっかり歯磨きをしているか」「虫歯になっていないか」など、十分に気を配ってあげましょう。

矯正治療は長期間に及ぶため、お子さんもつらい時期があると思います。
そんなときは、お子さんを褒めてあげてください。
お父さん・お母さんに「よくがんばっているね」と褒められるだけで、お子さんは前向きに治療に取り組めるようになるものです。

Q

矯正治療にかかる費用はいくらくらいですか?

矯正費用は、患者様の歯並びや使用する矯正装置によって変わってくるため、一概に申し上げることはできません。
基本的に、矯正治療は健康保険の適用外なので全額自己負担であることは知っておきましょう。

決して安くはない矯正治療費ですが、負担を分散する方法はあります。
歯科医院によってはクレジットカード払いやデンタルローンなどに対応しているところもあるため、これらの活用をおすすめします。
その他、医療費控除の制度を利用することも大切です。

Q

口臭は歯科治療で治りますか?

口臭を分類すると、生理的口臭と病的口臭の2つに分けることができます。
生理的口臭は、程度の差こそあれ誰にでもある口臭です。
たとえば、朝起きたときや空腹のとき、緊張しているときなどに強くなる口臭などが生理的口臭に該当します。

一方で、病的口臭は何らかの病気が原因になって発生する口臭です。
虫歯や歯周病は病的口臭の主な原因であり、これらの病気が進行することで口臭も強くなっていきます。逆に、これらの病気を治療することは口臭の改善につながります。
ただし、病的口臭は胃腸の疾患などが原因になっていることがあるので注意が必要です。
口腔内に原因(病気)があるとは限りませんので、内科なども含め、総合的に原因を特定していく必要があります。

Q

「メタルフリー治療」とは何ですか?

「メタルフリー治療」とは金属を使わない歯科治療のことです。近年は様々な歯科素材が登場していますが、昔から使われている素材が金属であり、金属を使うことでリスクになるのが金属アレルギーです。
長年にわたって金属の詰め物や被せ物が口腔内にあることで、金属イオンが溶け出し、それが痒みや湿疹などのアレルギー症状を引き起こすことがあります。
金属の素材を口の中に入れたらすぐにアレルギー症状が出るわけではありませんし、口の中に症状が出るわけでもありません。
そのため、痒みや湿疹などの原因が歯科治療で入れた金属だとはなかなか気付きません。

アレルギー症状の原因が口腔内の金属である場合は、その金属をセラミックに替えるメタルフリー治療を受けることで症状の改善が期待できます。

Q

インプラントの手術はどのくらいで終わりますか?

インプラントの埋入手術は30分ほどで終わります。
ただし、術前のチェックや麻酔、術後の説明などの時間まで合わせると1~2時間ほどかかります。インプラントの本数が多い場合は、そのぶん手術にかかる時間も長くなります。

通常であれば、インプラント手術で入院を要することはありません。基本的に日帰り手術なので、当日に仕事をすることもできます。
ただし、手術当日は激しい運動やお酒は控えていただきます。
運動や飲酒によって血流が促されると、痛みや出血の原因になってしまうからです。

Q

床矯正とは何ですか?

取り外しのできる矯正装置で、主に子どもの矯正治療に用いられるのが「床矯正(しょうきょうせい)」です。
床矯正による矯正治療は、子どもの顎の骨の成長を利用して、歯並びがきれいに整うように促すのが特徴で、歯に力を加えて動かすワイヤー矯正とは根本的に考え方が違います。
たとえば、顎のサイズが小さいために歯が並びきらず、凸凹になっている場合などは、床矯正で顎を拡げるようにコントロールすることで歯並びを改善していきます。

幼少期に床矯正による矯正治療を受けておくことで、永久歯になってからワイヤー矯正をする必要がなくなるケースは多くあります。
また、永久歯になってからワイヤー矯正が必要になったとしても、歯を抜かずに矯正できる可能性が高くなります。

Q

抜歯せずに矯正治療はできますか?

大人になってから矯正治療を受ける場合は、理想の歯並びを実現するために歯を抜く必要があるケースが多くなります。
可能な限り抜歯をせずに矯正する方法を検討しますが、抜歯をしないと理想の歯並びにならない場合もあります。

スワン歯科では、矯正治療を始める前に「歯を抜く場合」と「歯を抜かない場合」の2パターンで治療後の歯並びをシミュレーションすることが可能です。
シミュレーションの結果を見ていただいたうえで、患者様ご自身で抜歯するかしないかを決定していただけます。

Q

歯茎が腫れているのですが、歯周病でしょうか?

たしかに歯茎の腫れは歯周病の代表的な症状なので、歯茎が腫れたら第一に歯周病が疑われます。
とはいえ、歯茎が腫れたら必ず歯周病にかかっているとは限りません。
歯茎はストレスや疲労によって腫れることもありますし、根尖病巣などの病気にかかっている場合も歯茎が腫れます。

歯茎の腫れは口腔内のトラブルに起因することが多いので、腫れに気付いたら悪化する前に歯科医院に行きましょう。
早期に原因を特定できれば、治療も簡単に済みます。