よくあるご質問 QA

よくあるご質問

Q

矯正装置をつけているのは気付かれるものでしょうか?

樹脂などの透明な素材が使用されたブラケット(小さな突起)に、白くコーティングされたワイヤーを使うクリアブラケットなら、矯正装置を着けていることをわかりにくくできます。
また、歯の裏側にブラケットを装着する舌側矯正(裏側矯正)という治療法を選択すれば、正面からでも矯正装置を着けていることを悟られる心配はありません。

ほかにも、インビザライン矯正というマウスピース型矯正装置を、2週間ごとに交換して使用するという矯正法もあります。
マウスピースは透明で他人から気づかれる心配が少ないだけでなく、簡単に取り外しができるため使い心地がよいのも特徴です。

矯正装置と聞くと、歯の表面に金属製のブラケットとワイヤーを装着するイメージを持たれているかと思いますが、現在の歯科矯正ではさまざまな治療法を選べるようになっています。
当院ではさまざまな矯正治療法をご用意。患者様のご要望をもとに治療法や矯正装置を決定いたしますので、矯正治療中のお口の見た目が気になる方はぜひご相談ください。

Q

歯茎から血が出るのですが、歯周病でしょうか?

歯茎が炎症を起こし、ブラッシングや食事などの刺激によって出血するという症状は、歯周病にかかっている可能性があります。
歯茎から血が出る原因の多くは歯周病によるものとされています。
とはいえ、歯茎から出血=歯周病というわけではありません。

歯茎からの出血は、妊娠によるホルモンバランスの変化や糖尿病などの全身疾患、歯ぎしり、強すぎるブラッシングなどが原因である場合も十分に考えられます。
いずれにせよ、まずは歯科医院にて検査を受け、歯茎から血が出た理由について調べてみることをおすすめします。

Q

ホワイトニングに痛みはありますか?

歯の表面を覆っているエナメル質が傷ついていると、ホワイトニングの薬剤がしみこむため、知覚過敏を起こしてしまうことがあります。
そのほか、歯周病で歯茎が下がっているとホワイトニングの後に歯がしみたり痛みを感じたりする場合があります。
ホワイトニングによって痛みの発生が懸念される場合は、先に治療を行うのが一般的です。

過酸化水素を使用して行う歯科医院でのオフィスホワイトニングは、過酸化水素の濃度によってはしみたり痛みを感じたりしやすくなります。施術中に痛みを感じられた場合は、ホワイトニング用の薬剤を低濃度にするなどの対処を行うことができるので、我慢せずにすぐにおっしゃってください。

一方、ご自宅で行うホームホワイトニングには過酸化尿素が使用されており、こちらのほうが歯や歯茎への刺激が少なくなっています(個人差はあります)。
ホームホワイトニングで痛みを感じた場合は一度使用を停止していただき、状況について歯科医院へ相談してください。

Q

インプラントに使われる金属はどのようなものですか?

インプラントの素材に使用される代表的な金属はチタンです。チタンはインプラント以外にも整形外科手術の骨の固定など、医療における多くの分野で使用されている実績があります。
生体親和性に優れており、顎の骨に埋め込めば骨と次第に結合するため、人工歯の土台としての安定性を確保できる信頼性の高い素材です。

なお、チタンは金属アレルギーのリスクを少なく抑えられる素材ですが、金属アレルギーをお持ちの方は、インプラント治療の前に主治医にご相談ください。

Q

矯正治療を受けるのに年齢制限はありますか?

子どもの頃に行うイメージが強い矯正治療ですが、何歳を超えたら治療を受けられないという決まりはありません。
社会人として笑顔の印象を良くしたい20代の方はもちろん、経済的に安定する30~40代、加齢による噛み合わせの変化や歯並びの乱れに悩む50~60代以上の方など、幅広い年齢層の方が矯正治療を受けられています。

ただし、年齢を重ねると歯周病などによって歯が失われたり、度重なる虫歯治療で歯がもろくなったりしている場合もあります。
矯正治療の前に口腔内環境の回復が必要であればそれだけ治療期間は長引くでしょう。
矯正治療を希望する場合には、できるだけ早く歯科医に相談することをおすすめします
。また、噛み合わせが悪い状態が何年も続いた場合などは、矯正治療を受けられないケースもあります。

Q

タバコを吸うと歯周病に良くないというのは本当ですか?

タバコを吸う人は吸わない人と比べると歯周病になりやすく、喫煙者の歯周病は治りにくいと言われています。

タバコそのものが歯周病の原因になることはありませんが、タバコを吸うことで免疫力が下がるため、間接的に歯周病にかかりやすくなります。
また、タバコに含まれるニコチンには血管が収縮する作用があり、歯茎の血行不良を引き起こします。歯茎の血流が悪くなると歯茎の腫れや出血などの症状が出にくく、歯周病の初期症状を見落としやすくなります。
気がついたときには歯周病が重症化していた、ということがあり得るのです。

Q

ホワイトニングをしても白くならないのはどんな場合ですか?

ホワイトニングはどんな歯に対しても効果を発揮するわけではなく、場合によっては白くできない場合や効果が出にくいことがあります。
金属やプラスチックでできた人工歯・被せ物だけでなく、むし歯治療などで神経がないために変色した歯、抗生物質の影響で変色した歯にもホワイトニングの効果はありません。
また、歯質には個人差があるため、人によって白くできる限度も異なります。

Q

インプラントは一生使い続けられる?

インプラントは臨床応用されてから50年ほどと、歴史の浅い治療法です。
60~70年の長期間にわたってインプラントを使い続けた事例はまだありませんが、世界で初めてインプラント治療を受けた人は、亡くなるまでの40年以上問題なくインプラントを使い続けました。
「インプラントは一生持つ」とは言い切れませんが、インプラントの脱落を予防できれば、長期にわたって使えるはずです。

インプラントが抜け落ちて使えなくなってしまう最大の原因は、インプラント周囲炎という病気です。
インプラントは人工物なので歯周病にかかることはありませんが、歯垢が溜まることで歯周病に似たインプラント周囲炎にかかります。
インプラント周囲炎によって周辺の歯周組織が破壊されることで、インプラントが脱落してしまうのです。
インプラント周囲炎の予防には、毎日の丁寧なブラッシングと歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることが大切です。
衛生的な口腔内環境が整っていれば、インプラントを第二の歯として長く使い続けられるでしょう。

Q

ワイヤー矯正治療で痛みを感じることはありますか?

ワイヤー矯正は歯に装着したブラケットと呼ばれる装置にワイヤー(針金のような器具)を取り付け、少しずつ力を入れて歯を動かす矯正治療方法です。
治療の初期段階では歯や歯茎、歯槽骨にワイヤーによる力が加わることによって、痛みを感じやすくなります。

ワイヤー矯正で感じる痛みには個人差があり、あまり痛みを感じない人もいれば、歯が浮いたような感覚の人もいます。
治療の初期段階の痛みや違和感は、通常だと1週間ほどで軽減されることがほとんどです。
しばらく経っても痛みが和らない場合には、治療を受けた歯科医院で矯正装置を調節してもらいましょう。

Q

歯周病が遺伝するって本当ですか?

まず「歯周病が遺伝する」というのは誤った認識です。歯周病という病気は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌によって引き起こされます。
つまり、原因は細菌感染であり、親の歯周病が子供に遺伝することはありません。
私たちが歯周病になるのは、あくまでも生まれてから細菌に感染するからです。

ただし、親の口腔内環境が子供に遺伝する可能性は大いにあります。
たとえば親の歯並びが悪いと、子供にもその歯並びが遺伝することがあります。
歯並びが悪いとどうしても歯垢(プラーク)が溜まりやすくなるため、歯並びが整った人に比べると、歯周病にかかるリスクは高くなってしまいます。